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help リーダーに追加 RSS 【追悼】パバロッテイ

<<   作成日時 : 2007/09/06 18:21   >>

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シナとはまったく関係のないことですが、敬愛し愛聴するルチアーノ・パバロッテイを追悼するためイザ版にアップしたエントリーをここに再録します。



今日2007年9月6日のラジオニュースでパバロッテイの訃報を聞いた。
71歳療養中のモデナで逝ってしまった。
太陽が沈んでいったのを見る思いだ。
悲しい。
しかしパバロッテイはわたしの沈まぬ太陽だ。
辛くて昏い冬、いつも彼がわたしを慰めてくれる。
ありがとう。
またどこかで会いましょう。

以下は、2006年11月7日に「おいちゃんの薦める、冬に聴く音楽」
としてアップしたものです。ここに深甚なる哀悼の意をこめて再録したいと思います。合掌。





このまえ、おいちゃんの薦める、秋に聴く音楽、ってのをアップしたばっかしなのに、もう冬に聴く音楽について紹介する季節に早々突入してしまいました。あったくドイツの天気ってやつはほんとわけがわかりません。だって、機嫌の悪い女房のようで、何時ひねくられるかわかったもんじゃあありません、ああやだやだ。


であたしが冬、ドイツの暗い長い湿った冬に聴く音楽の一押しは、これっきゃあない、というのが、

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『O SOLE MIO, Luciano Pavarotti』(Decca Record, 1979)です。そうあの「三大テナー」で日本でも超有名になったはずの、あのルチアーノ・パヴァロッテイが唄うナポリ民謡を集めた一枚です。


惜しくも引退してしまったパヴァロッテイですが、この不世出のテナーと同時代に生きられたことを神に(もしいれば)感謝したいのは、誰でも同じだと思います。

でも一度、ナポリのサンカルロ劇場でちゃんとしたイタリア・オペラを彼が唄うのを聴きたかったなあ、と悔恨の涙をのむおいちゃんでした。


それでもこの一枚は、あたしにとっては本当にかけがえの無い一枚です。90年代のある年の瀬、かなりひどく落ち込んだあたしは、日本から持参したこの一枚に深い深い底なしかとも思われたデプレッションの底から救い上げてもらったのでした。


とくに、かの有名もチョーがつく、いわば誰でも知ってる『オー・ソレ・ミオ』がこの盤では、如何に新鮮に生き生きと歌い上げられていることでしょう。これを聴くたびに、燦燦と照るあのナポリの太陽を想います。太陽はひとつですから、そんなに変わるところのあるはずはないはずなのに、ナポリの太陽だけは、特にドイツにいてそれを想う時は、いつも特別な輝きであたしの胸の一番深いところまでスウーと差し込んで、そこの湿ってカビの生えたような部分を暖めてくれるのです。


歌詞は、ナポリ弁で書かれているのでナポリの友人にその意をきいて訳してみました。ちょっと紹介しましょう。


Che bella cosa è na jurnata è sole,

n´aria serena doppo na tempesta!

Pe ´ll´aria fresca pare già na festa

Che bella cosa è na jurnata è sole.



Ma n´atu sole

Cchiu belle, oi ne

´osole mio

Sta fronte a te!

´O sole, ´osole mio

sta fronte a te

sta fronte a te!



<意訳>

なんて美しいことだ陽の照る日

嵐のあとのおだやかさ

新鮮な空気はフェストのよう(注、festaは祭り、あるいはパーテイとも訳せます)

なんて美しいことだ陽の照る日



でもちがう太陽

もっと美しい君

わたしの太陽

君の顔のうえ

わたしの太陽、わたしの太陽

君の顔のうえ

君の顔のうえ



さびの部分はキッチュといえなくはないですが、これをイタリア語(ナポリ弁)で朗朗と歌われたら、くらっとするのが女心かなあ、とも想像しますが如何でしょうか?

まあしかし、みなさんお気付きでしょうが、あたしが好きなのは出だしの「Che bella cosa è na jurnata è sole ケ・ベラ・コザ・エ・ナ・ジュルナタ・エ・ソレ、なんて美しいことだ陽の照る日」という部分なのです。だってドイツの冬、重い蓋をかぶせられたようなドイツの冬には陽は照らないもんな、まあそれだけの事なんですが。心に響くものって、往々にして実は簡単なことが多いのだと歳を重ねるたびにそう思うおいちゃんでした。





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