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黄文雄氏の『中国食人史』は、『中国食人文化101の謎』の翻訳であるらしいのですが、日本語版を目にしていませんし、台湾版の奥付けには、黄文雄著とあるだけで訳者だれそれとは記していないので本当のところはわかりません。あるいは、黄文雄氏がみずからシナ語訳されたのでしょうか?またそうだとしても、『中国食人文化101の謎』はすでに手に入りにくいようなので敢えて紹介しましょう。 桑原隲蔵による食人の動機をもう一度くりかえすと、以下のようです。 1)飢饉の時に 2)篭城して糧食尽きた時に 3)嗜好品として 4)憎悪の極み 5)医療の目的で 黄文雄氏はさらに次のような食人の動機を加えています。(黄氏が桑原論文を参考にされたかどうかは定かではありませんが、日本語で書かれた文章で、シナ食人史を語る場合は避けては通れぬ論文ではあります。)重複する分類は省略します。 A)軍糧 B)忠義 さらに動機ではありませんが、以下のような項目をたてて分類し詳述されています。 C)帝都(食人はしばしば首都において発生した) D)人市(人肉の市場) E)動機(ここでは食人が発生する理由の考察の意) F)文化(食人文化の歴史的概観) これらを逐一紹介したいと思います。 先ずは予告どおり、以前省略した、1)飢饉の時における食人現象を補習しましょう。 飢餓の際は、穀物家畜を食べつくせば、つぎは草根樹皮にいたるまで食し、ついには食人にいたるのが普通です。しかし生きた人間を殺して食す前に死体を食すのが容易であろうとは想像がつきます。 『宋史』五行志に、建炎元年(1127)首都の汴京の大飢餓の際、「飢えた民は道端の屍肉を割いて喰らう」と。 『明史』五行志、『明通鑑』に、天順元年(1457)北畿、山東飢饉の際、「塋(墓)墓を発(あば)き、道樹を斫(た)ったため殆ど尽き、父子或いは相食す」と。 『明史』五行志、成化八年から九年(1472・73)の山東大飢饉時に、「骼(骨ガラ)に余胔(肉)無し」と。 そんなわけで道端の行き倒れや、墓を暴いて屍を食すのがあまり抵抗なく行われたようです。 そしていよいよとなると、例の「易子而食」(子を交換して食す)になるわけです。 以前、『フテキセツなブログ』(http://ikketushugi.info/blog/)主催者・mizoさんが「易子而食」をググッたところ、あまりの多さに吃驚されたそうです。かくのごとく、この「子を交換して食す」は頻繁に発生したようです。 子供ならまた生めばいい、とドラステイックに考えるからでしょうか? また確かに飢餓のとき出生率が増える事は、アフリカの飢餓においても調査報告があるようです。種の保存という生物学的本能が働くのでしょうか? 子供を交換して食すほどなら、まだしもやや余裕があると言わねばならないかもしれません。 黄氏は、「「易子而食」ばかりでなく「父子相食」の現象もたびたび見られ珍しくない。」として、いくつか例を挙げられています。 『史記』汲鯨列伝、『漢書』張馮汲列伝、『資治通鑑』漢紀之所記に、漢の建元六年(前135年)「河南貧民、水害と旱魃に傷められるもの戸数万余、或いは父子相食す」と。 『後漢書』霊帝本紀に、東漢建寧三年(170年)春、「河内人の婦が夫を食す、河南人夫が婦を食す」と。 時代はずっとくだって、 『元史』五行志、至正十八年(1358年)莒州の大旱魃に、「家人相食す」と。 『明史』馬孟伝曾記に、順天元年(1457年)、北畿、山東の飢餓の際「妻子を食せる者あり」と。 『明史』五行志、嘉靖三年(1524年)南畿諸群大飢餓に「父子相食す、路傍の餓死者相望み、その臭みは千里に彌(ひろが)る」と。 このように家族夫婦で共食いをするに至れば、もうその家庭が元にもどる可能性はありませんから、そのまま生き延びたものは他の地へ去るか、あるいは死に絶えるしかありません。故に、「易子而食」より深刻な事態ではあるでしょう。 時はさらに下って1943年、河南大飢饉時に、米国『タイム』紙の記者が記述した、「飢えた民は土を食し、また死んだ子および死んだ夫の腿肉を割いて煮て食ったそうだ」と。 このようにシナが成立して以来、戦乱と天災が絶えなかった大陸では、家族が共食いすることが珍しくはなかったようです。 もとより家族だけを信じて生き延びてきたシナの人々だけに、お互い食い合うという事態はよほどの追いつめられた状況と言わねばなりませんが、それでも愈々となるとその最後の砦も壊れてしまうもののようです。 この飢餓の際の食人のことは「大躍進」後の「三年災害」で再度取り上げますが、とりあえず之までとしておきましょう。あまり愉快なことではありませんから。もっとも食人自体がそうではあるのですが・・・・・。 人気blogランキングへ参加しました。よろしければ応援のクリックをお願いします。 |
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>子供ならまた生めばいい |
ftkst 2007/09/11 11:06 |
その程をわきまえぬ底なしのドラステイクこそシナであると知るべきでしょう。 |
マルコおいちゃん 2007/09/11 15:22 |
ちょっと日本に一時帰国しておりました〜。 |
nhatnhan625 2007/09/11 18:09 |
武道家ひまじん老師、 |
マルコおいちゃん 2007/09/11 18:35 |
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