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シナ人特有の、世界の中心すなわち「中国」でありたい、「大国」でありたい、という誇大妄想的意識を、「シナという病」と名づけておいた。それは、異民族に武力統治され奴隷として虐げられ見下された長い歴史によるものに発し、意識下に抑圧されたルサンチマンの発露として一挙に奴隷の主人となりたいという幼稚な心理的不安の表れである、と述べておいた。 それを、ここでは少し言葉をかえて、「シナにおける「中国病」」と名づけよう。これで概念がより明確になると思う。 元来、「中国」とは、「自国」「中原」、などが原義であって、「シナ、China」の意で用いられるようになったのは、日清戦争に敗北して、日本に学べとばかり大挙おとずれた清国留学生が、日本には元来はシナから漢訳仏典とともに輸入した「支那」という言葉があり、「唐」「宋」「明」「清」などと王朝ごとに呼び名を変えてきた自称にくらべて、シナ全体を指す便利なものであることにきづき、それにならったものである。すなわち「支那」では意味が理解しにくいため、ふるい「中国」という語をひっぱりだしたものである。(岡田英弘氏の諸著作による) その呼称の自称他称としての使用法と、それをめぐるあれやこれやの愚弄な変遷はここでは問わない。 わたしは、「支那」よりもむしろ「シナ」を用いている。ひとつには漢字による誤解を避けること、そしてまた学問用語としての「Sina」による。念のため。 ![]() さて、前回≪中華民国というペテン≫で述べたように、日本敗戦後に火事場泥棒のの「中華民国」に占領され今日にいたっている台湾には、二つの大きな理由により、シナ大陸と同様の「中国病」患者がやはり存在する。 そのひとつは、シナ大陸からやってきたシナ人そのものが、失われた大陸を夢見て、あるいは故郷から放逐された者のひがみか、その惨めさをごまかすためか、自己欺瞞のために自らを「中国人」と自称していること、がまずある。(全部がそうだとはいわないが)いわゆる外省人である。 彼らは、占領者、統治者として台湾人を奴隷とみなし、ながくその奴隷主としての特権を享受してきたが、李登輝先生の国民党権力を利用しての巧妙な内部からの改革、すなわち民主化と本土化により、2000年の総統選挙で敗北し下野した。 しかしそれまで彼ら「中国人」は、台湾を「中華民国台湾省」としてあつかい、台湾とは元来関係のなかった北京語を「国語」として強制し、「中国人」としての洗脳教育をさらには反日教育を行ってきた。 その結果、幾世代もまえから台湾に住み「中国」とは関係のなかったにもかかわらず、自らを「中国人」として認識する者もでてきた。台湾人の意識調査で、自己を台湾人、あるいは中国人、さらには台湾人であり中国人であると認定する人々の割合は、台湾人とする者が年々増加してはいるものの、それでも「中国人」とする自己意識するものも根強く残っている。 その理由には、激しい思い込み、すなわち信仰、ショーバイのため、ただなんとなく、など諸々であろうが、上記した外省人と、その思想的奴隷たちが主であろう、と考える。 台湾人が自らをシナの思想的奴隷から解放するについては、李登輝先生が端緒をつけた台湾人としてアイデンティティを高めるための歴史教育もおおいに効果があったろう。また洗脳教育をうけながら、それにもかかわらず、洗脳から自らぬけだし見事に台湾人としてのアイデンティティを確立された林建良先生のような方もおられる。 李登輝先生が唱えられた「早くに来たものも、遅くにきたものもみな台湾人だ、われわれはみな新台湾人」とする外省人と本省人(すなわち台湾人)との融和政策のかいもなく、多くの外省人には台湾人としての意識は希薄である。 もう外省人と本省人などというごまかしはやめて、「中国人」と台湾人としたほうがよいのではないか?そのほうが、よほど問題の所在がはっきりする。 自らが大陸から台湾に逃げ込んできたシナ人自身はともかく、その者たちの子や孫でさえあいもかわらず「中国人」意識を持ち続けているのは、イデオロギーか信仰によるものであると考えざるを得ない。あるいはまさに「中国病」という心の病なのだ。 彼らはいう、「われらは台湾に住む中国人」である、と。つまり台湾は仮の住まいに過ぎない、といっているのだ。 ![]() わたしが自ら体験したことを以下に述べよう。あるとき、仕事で台湾にいた。台湾人、「在台中国人」を含んでの会食のとき、どうにも理解しにくいことがあった。会話は北京語で行われていたからまず問題はなかったのだが、「在台中国人」諸君の用語法が一風かわっていたのだ。 「国内の経済発展に乗り遅れるな」とか「国内の民主化はまだ遠い」とか、どうも彼らの言う「国内」とは台湾国内のことを語っているとは思えないのだ。そして彼らのいう「国内」とは「中国内」すなわち大陸のことである、と腑に落ちたのはしばらくしてのことだった。 ことほど左様に、かれらの意識は大陸にあり、自らを「中国人」とする自己規定は強固なものがあるのだ、と知れた。 また在独華僑商工会議所のような組織の旧正月にあったっての挨拶文を目にする機会があった。そこには、「中国人も台湾人もともに両岸統一のためともに努力しよう」などという文面があった。その「中国人」とは前後の文脈から大陸のそれではなく、台湾の「中国人」であることがあきらかだった。その組織は国民党主導のものであったから、その意とするところは明確である。 今年三月の総統選挙には、国民党が権力の座に復帰し強力に「国共合作」を推進しようとしているのだ。馬英九がいま言葉でどうごまかそうと、国民党の願いは、権力を再び奪い返し昔のような甘い汁を吸おう、大陸に大いにコミットしてさらに大きな利権を拾い上げよう、そのためには他人の土地である台湾を売り渡してもかまわない、という事にあることは間違いがない。 彼らこそ、シナからその病原菌を台湾にもちきたった「中国病」患者にほかならない。こんな精神に病をもつものたちに国を託しては危険極まりない。 ある台湾人が日本語でわたしに語った。「あいつらそんなにシナが好きなら、みんなそろってシナへ帰ってしまえばいいのだ。」けだし名言であろう。 台湾がいつまでも台湾人のものであるために、理想的とはいえずとも国民党よりもはるかにましな民進党の奮起を期待し、そして応援しよう! 人気blogランキングへ参加しました。よろしければ応援のクリックをお願いします。 |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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縁起のレイヤーからみた国のかたち(縁起のレイヤーが結ぶ世界 その1)
当、日比野庵からリンクしている「マルコおいちゃんのシナにつける薬」の二つのエントリー「シナとヨーロッパという二つの異なる理念」と「シナにモラルがない、とは誤解である」から、ヒントを得て今回は、以前エントリーした、縁起のレイヤーと六道輪廻からみた国と世界の関係について考えてみたい。全13回シリーズでエントリーする。 ...続きを見る |
日比野庵 本館 2008/01/29 23:52 |
六道輪廻と縁起レイヤーの関係(縁起のレイヤーが結ぶ世界 その2)
国の発展段階は六道輪廻の世界観と比較してみるとなかなかよく当てはまる。 ...続きを見る |
日比野庵 本館 2008/01/29 23:53 |
縁起の縦糸と横糸(縁起のレイヤーが結ぶ世界 その3)
縁起のレイヤーでは、縦糸が時間軸で繋がる縁だし、横糸は空間軸で繋がる縁になる。これを国に当てはめれば、縦糸の長さは国の歴史になるし、横糸の長さは国土の広さにあたる。 ...続きを見る |
日比野庵 本館 2008/01/30 19:14 |
日本の縁起レイヤー構造(縁起のレイヤーが結ぶ世界 その4)
縦糸が途中で切断されずにずっと続いているような国は、世界でみても数少ない。単なる時の政権の交代というレベルではなく、その民族や伝統が断絶しないということが条件になるから。 ...続きを見る |
日比野庵 本館 2008/01/30 21:18 |
中国の縁起レイヤー構造(縁起のレイヤーが結ぶ世界 その5)
日本はしっかりした伝達損失の少ない縁起の織物で出来た国なのだけど、これが中国だとまったく反対になる。 ...続きを見る |
日比野庵 本館 2008/02/01 00:55 |
多民族国家の縁起レイヤー構造(縁起のレイヤーが結ぶ世界 その6)
ある意味中国もそうなのだけど、多民族国家、つまり母国語や伝統文化が異なる集団を持った国家を纏めていくのは難しい。下層レイヤーでは、それぞれ異なる色合いの縦糸で出来た布があって、それを寄せ集めて、互いにツギハギして下位レイヤーが出来ている。それら「こま切れ」の下位レイヤーの布に上位レイヤーの一枚布を覆いかぶせて何とか国家の呈を成している。 ...続きを見る |
日比野庵 本館 2008/02/01 00:57 |
中世化する世界(縁起のレイヤーが結ぶ世界 その7)
国が人間道・天道の段階までくると、民衆レベルで上位レイヤーが十分活性化している。だから国が各レイヤーを活性化させるために口出しする必要がだんだん無くなってくる。横糸的には生命と財産の安全保障ができて、縦糸的には国民文化の維持・拡張政策ができれば十分。黒子に徹することになる。 ...続きを見る |
日比野庵 本館 2008/02/02 14:33 |
各レイヤーの接続問題(縁起のレイヤーが結ぶ世界 その8)
縁起のレイヤーでは、個人個人の繋がりは一本一本の糸を編んでいくことになるのだけれど、国同士でレイヤーを接続することになると少し事情が異なる。 ...続きを見る |
日比野庵 本館 2008/02/02 14:59 |
縁起レイヤー内通信の問題(縁起のレイヤーが結ぶ世界 その9)
各縁起レイヤー内の通信は何を媒体にして行われるかというと、テレビ、新聞、書籍、ラジオやネット、あとは口コミとか色々あるけれど、それらに共通しているものは「言語」。言葉を介してデータをやりとりしている。言語が伝達媒体の中枢なのは変わりない。 ...続きを見る |
日比野庵 本館 2008/02/03 23:23 |
言語と国は一致するか(縁起のレイヤーが結ぶ世界 その10)
同一言語を使う相手同士では、知・情・意の伝達に関してそれほど問題は起こさないケースが多いけれど、言語やその背景となる伝統や文化、思考が異なる相手同士を接続するケースになると、更に考慮しないといけないことがある。翻訳の問題がそれ。 ...続きを見る |
日比野庵 本館 2008/02/03 23:25 |
『情』と『意』の翻訳と相互理解(縁起のレイヤーが結ぶ世界 その11)
建国神話があって、歴史が断絶せずに長く続いている国は、神話は単なる知識としての『知』だけではなくて、『情』や『意』の部分にまでしみこんでいく。 ...続きを見る |
日比野庵 本館 2008/02/05 01:09 |
思考のオーケストラ(縁起のレイヤーが結ぶ世界 その12)
思考は言語と言葉で構成されるから、言語の種類が沢山あるということは、それだけ思考の類型が沢山あるということを意味してる。 ...続きを見る |
日比野庵 本館 2008/02/05 01:10 |
世界調和の交響曲(縁起のレイヤーが結ぶ世界 最終回)
世界にはいろんな思考の型をもった文明圏が存在していて、それぞれの音色には特徴がある。 ...続きを見る |
日比野庵 本館 2008/02/08 01:01 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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おいちゃんさま,こんにちは。 前のエントリも併せて大変参考になりました。 これからもお願いします! |
umejum 2008/01/22 12:40 |
1930年代、国外にいるドイツ人は全てナチの侵略の口実となったと聞いたことがあります。台湾の外省人は、同じように中国にとっての台湾侵略の口実となっているという事ですね。そして外省人、つまり台湾に不当に存在する華僑はその手助けを積極的に行っている連中だという事ですね。 |
ddzggcd 2008/01/22 12:45 |
はじめまして。ピザテンフォーのyutakarlsonです。台湾の人も大陸の中国の行動など、その背景に何があるのかをよく考えていただきたいと思います。特に、南京虐殺記念館など、昔から中国の反日教育にはすさまじいものがあります。これに関してなぜそうするかという、ことがよくわからない人もいるのではないでしょうか。しかし、多くの台湾の人たちは親日的です。その意味では、台湾のごく一部の人達の動きはあまり気にする必要はないとは思います。 |
yutakarlson 2008/01/22 15:17 |
娘の学校の現状、そして私の思いを書きましたが、最近見張られてるので、消去しました。 |
★台湾おばば★ 2008/01/22 15:42 |
umejumさん、 |
マルコおいちゃん 2008/01/22 16:29 |
ddzggcdさん、 |
マルコおいちゃん 2008/01/22 16:36 |
Yamadaさん、 |
マルコおいちゃん 2008/01/22 16:41 |
台湾姐さん、 |
マルコおいちゃん 2008/01/22 16:44 |
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みみ 2008/01/22 17:08 |
みみさん、 |
マルコおいちゃん 2008/01/22 19:10 |
おいちゃん、こんばんは。 |
huhuhu 2008/01/22 23:41 |
huhuhu姐さん、 |
マルコおいちゃん 2008/01/23 00:11 |
今日夕方永山さんたちによる新宿駅西口前の街頭演説会に行って来ました・・・が、到着した6時半頃には演説終了、片付けが始まっておりました。残念!! |
ddzggcd 2008/01/25 22:06 |
ddzggcdさん、 |
マルコおいちゃん 2008/01/25 22:53 |
そうかぁ、無駄なことをしてたんですね、私は。 |
ddzggcd 2008/01/26 09:25 |
帰国してます。ぐふふ。 |
nhatnhan625 2008/01/26 13:39 |
ddzggcdさん、 |
マルコおいちゃん 2008/01/26 18:14 |
武閑老師、 |
マルコおいちゃん 2008/01/26 18:16 |
上海の者ですが、どうやら面白いものを拝見致しました。正直言うと、賛成しかねなかったです。だが、今中国のインターネットで日本に汚い言葉で罵るしかできない僕の「ナカマ」のような中国人と比較すると、こちらのほうがましだ。しかし、あなたの言うこともすべては真実ではございませぬ。この世の真実は、自分の目で確かめるしかありません。一家の論としてこの僕に拝見させて礼を言います。 |
... 2008/03/21 21:05 |
...上海からわざわざアクセスありがとうございます。日本にも罵詈雑言を吐き散らすだけの者たちがいるのでお互い様です。わたしは上海で暮した事がある者として、シナの知人友人をひっくるめて罵ることはできません。お世話になった彼らに対しては生涯感謝をささげるつもりです。中共政権に対しては彼らと同様の考えでおるつもりでもあります。このブログは現在休止中ですが、よろしければ他の記事もお読みくださりご批判くだされば幸いです。 |
マルコおいちゃん 2008/03/25 16:39 |
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